日産新型車のボディカラーをいちはやく車種別にご紹介!

日産新型車のボディカラーをいちはやく車種別にご紹介!

新車購入時にカタログの色だけでは、ボディーカラーの雰囲気がわからない!と思われた事はありませんか?

そこで、板金塗装歴20年の筆者が、登場した新型車の色をいち早く、また主に現行車種や新型車におもきをおいて、車種別に取り上げて紹介していきたいと思います。

ここでは登場した新型車の色をテーマに即レスで実車の画像を交えて紹介して行きたいと思っていますので、ご活用ください。

前提条件として基本は自分のお気に入りのカラーを選んでいただくのが、もちろん正解だと思います、あくまで近くで作業をしてる身として感じるところを文字にしてありますのでご理解ください。

ここからは知識として読んでいただければ幸いです。

ボディカラーによる 車内温度

季節や気候を考慮  暖かい地域に住んでいる場合は、白やシルバーなどの明るいカラーが車内の温度上昇を防ぎやすいです ブラックの夏場の温度上昇はホワイト系に比べ体感上でもかなりのものがあります。

日産はこれまで、カーボンニュートラルの実現に向けて電動化をはじめ、さまざまな取り組みを推進してきました。カーボンニュートラルの実現においては、クルマの使用時におけるエネルギー消費を抑制する取り組みが不可欠です。今回開発した塗装は、物体の温度上昇を引き起こす太陽光(近赤外線)を反射するだけでなく、メタマテリアル技術の活用により熱エネルギーを放射するため、エアコンの使用を抑制しながら、涼しく快適な車内環境の提供が可能となります。

引用元 日産自動車

24年8月の日産の広報ニュースの引用になりますが、車両の温度上昇を抑える塗料の開発をしているようです、メーカーも昨今の夏場の異常な気温でのボディの温度上昇は懸念していたようですが、新たな塗料の登場を待つまでもなく、太陽光の近赤外線を吸収しにくい色をセレクトしてやれば、酷暑を少しでも快適すごせるのではないでしょうか。

車のボディカラーによる室内温度の違いは、紫外線吸収率と赤外線吸収率の両方が関係していますが、室内温度に直接影響を与えるのは赤外線です。

紫外線と赤外線の違い

  • 紫外線 (UV):塗装や素材の劣化の原因となるため、塗装や内装の長期的な品質に影響します。ただし、紫外線自体は温度上昇にそれほど大きな影響を与えません。
  • 赤外線 (IR):熱エネルギーをもたらすため、車内温度に直接影響します。ボディカラーが暗いほど赤外線を吸収しやすく、車内温度が上昇しやすいのです。

各カラーの車内温度の差

  • 黒色の車:最も温度が高くなりやすい傾向があります。夏の直射日光下での試験では、黒い車の内部温度が白い車に比べて10~20度ほど高くなることが確認されているようです。
  • 白色の車:最も温度が上がりにくいとされています。白色は太陽光を反射しやすく、紫外線や赤外線の吸収率が低いため、車内温度も低めに保たれます。
  • 銀色・ライトグレーの車:白色に次いで温度が上がりにくいとされ、5~10度ほど温度上昇を抑える効果があります。これらの色は日射反射率が比較的高いため、車内温度をある程度低く保つことができます。
  • 赤色や濃い青色の車:中程度の温度上昇が見られます。黒ほどではないものの、暗い色合いのため紫外線を比較的多く吸収し、室内温度が上がりやすい傾向があります。

実験結果

ある調査では夏の猛暑日に黒色と白色の車の車内温度を比較したところ、黒色の車内温度が50℃を超える一方で、白色の車内温度は40℃程度にとどまったとされています。これは主に、黒色が光をほとんど吸収するのに対して、白色が光を反射する性質によるものです。

サンシェードの温度抑制効果

また、少し余談になってしまいますが、サンシェードを使うと、車内の温度上昇を約10℃から20℃程度抑えることができるとされています。これは、サンシェードが太陽光(特に赤外線)を遮断し、ダッシュボードやシートなどの内部パーツが直接熱を吸収するのを防ぐためです。車内を少しでも涼しくしたいのであれば、少し面倒ですが導入してみる価値はあるようです。

効果に影響する要因

  • 素材の違い:アルミ製や赤外線反射加工されたサンシェードは効果が高いとされます。
  • 遮光率の高さ:遮光率が高いほど、熱の吸収や車内温度上昇を防ぐ効果が強まります。

サンシェードは比較的手軽に使える車内温度対策として有効で、特に夏の高温対策に役立ちます。

カラーコード(カラーナンバー)の基本

  1. カラーコードとは: カラーコードは、特定のボディカラーを表す一連のアルファベットや数字の組み合わせです。これにより、正確な色調や仕上げを再現することができます。
  2. なぜカラーコードが重要か: ボディカラーは、メーカーごとに微妙に異なるため、同じ名前の色でも異なる仕上がりになることがあります。カラーコードを知っていると、補修時に正確なカラーを再現でき、車の価値や美観を保つことができます。
  1. 車両識別プレートを確認する: 日産車のカラーコードは、通常、車両識別プレート(車体番号プレート)に記載されています。このプレートは、主にドアの内側、もしくはトランクの内側やエンジンルーム内に取り付けられています。
    • ドアの内側: 運転席側のドアを開けた内側ピラーあるプレートを確認します。

赤く囲ってある部分

市販のタッチアップペイントを探しやすくするために

これから紹介する、ボディカラーには、必ずカラーコードを記載しておきますので、そのカラーコードで探していただければ、ご自分の車の色をみつけることができます。

傷がわかりやすい色、わかりにくい色

メンテナンスのしやすさ: 明るいカラーは傷や汚れが目立ちにくい一方、黒やダークカラーは小さな傷、ボディーのダメージや洗車の跡が目立ちやすいです。頻繁にメンテナンスができる方はダークカラーでも問題ありませんが、そうでない場合は明る目のカラーがおすすめです。

ボディに付くキズは大小あります

大きければ勿論見えますが目に見えない細かなキズも実際は付いていたりします、例えるのであれば洗車機で洗車するとブラシが当たる事によって細かなキズが入り少しボディがくすんで見える事があります(スクラッチともいいます)それは一見目には見えない細かなキズが入ることで光の反射角度が変わり起こる現象だったりします。

その細かいキズが見えやすい色と見えにくい色があるわけです、見えやすい色の一番が黒系です、黒は光を吸収する特性があるので鏡のように映り込みやすくなります、そこに少しでもキズが入ると、とても目立ってしまい残念な感じに見える事になります、黒にメタリックやパールが入ると(含有が多くなる程)キズは若干見えにくくなる傾向になります。

分かりやすいよう、黒と白の画像を並べてみます。

また、同じキズが色によって付きやすい、付きにくいではなく、それが色によって分かるか、分からないかの違いと捉えてもらうのが正しいでしょう。


車の買取価格は色で変わる?

車を売却する際、ボディカラーが買取価格に影響を与えることをご存じでしょうか?多くの人は意識しないかもしれませんが、車の色によって中古市場でのリセールバリューが異なると言われています。

人気のボディカラー

一般的に、以下のカラーが人気で高値がつきやすい傾向にあります

  1. ホワイト(特にパールホワイト)
  2. ブラック(特にメタリックやパール)
  3. シルバーメタリック

カラーが査定額に影響する理由

  1. 売れやすさ:人気のある色は中古市場で売れやすく、在庫リスクが低いため、買取業者は高値をつけやすいです。
  2. 需要と供給:特定の色の需要が高ければ、それに応じて買取価格も上がります。

結論として、ボディカラーは買取価格に影響を与える重要な要素の1つですが、それだけで価格が決まるわけではありません。購入時には将来の売却も視野に入れつつ、自分の好みとのバランスを取ることが重要ですね。車両の入れ替える頻度の高い方は意識してみる事をおすすめします。